市販の発毛剤ってどうなの?育毛剤やAGA治療薬との違いやおすすめ発毛剤を紹介

ヘアケア製品の表示や広告、ネットの記事には、「発毛剤」「育毛剤」「薬用育毛剤」「発毛促進剤」「育毛促進剤」「養毛剤」など、同じような言葉であふれています。非常に紛らわしく迷うのではないでしょうか。実は、薬や化粧品などは、薬機法(旧薬事法)で、効能または効果の範囲や広告の表現などについて、細かく規定されています。そのため、この言葉をよく理解すれば、市販品でもネット通販でも、自分に合ったものを選ぶことができるはずです。ここでは、製品を選ぶ時の知っておくべき言葉と該当する商品について紹介します。

発毛剤とは?育毛剤との違いを紹介

「発毛剤」とは、効能・効果と安全性が認められている医薬品で、「薄毛の治療と予防」の目的で「壮年性脱毛症」の方が使用します

それ以外の育毛剤や養毛剤、発毛促進剤などと表示されているものはすべて「医薬部外品」に分類され、作用が穏やかで「脱毛の防止と育毛」を目的として、「健常な方」が使用する製品です。
医薬品である発毛剤と医薬部外品である育毛剤では、その効果と副作用にどのような違いがあるのでしょうか、説明していきましょう。

効果

発毛剤の効果とは、その名の通り、新しく毛髪が生えて、さらに毛髪を成長させる効果のことをさします。その効果が認められているのは、現在ミノキシジルだけです。ミノキシジル配合の外用薬は、大正製薬の「リアップ」が有名ですが、大正製薬ではその承認・発売に際して、臨床試験を行いました。そのデータの一部を紹介しましょう。

壮年性脱毛症の男性50名を対象に、ミノキシジル5%配合外用薬であるリアップを、1回1mL、1日2回 52週間使用した時のデータです。それによると、4週間後から効果が見られるようになり、8週間後には試験に参加した方の1割以上に、12週間後には6割近くの方で、毛髪の成長が見られました。約6ヵ月間使用すると、効果の出方に差はあるものの、9割以上の方で脱毛の改善が見られたと報告されています。これは医師の客観的な評価ですが、患者さん自身も使用12週間後で4割以上の方が発毛効果を実感し、 使用52週終了時には9割以上の方が発毛効果を実感したことが報告されています。毛髪数の増加や毛髪の太さや強さが増すことで、脱毛症の治療に効果が見られることが分かっています。

一方、育毛剤もまた、医薬部外品として承認されているものです。そのため、頭皮の環境を整えて、今ある毛髪を育て、薄毛や脱毛が進行しないように予防にするには、ある一定の効果はあると考えてよいでしょう。壮年性脱毛症には診断基準がありますので、それに該当しないけれど、毛髪の脱毛や薄毛に悩んでいる方は、まず育毛剤を使用してみてはいかがでしょうか。

副作用

医薬品であるミノキシジル配合の発毛剤では、副作用が報告されています。

主な副作用としては、塗布した頭皮の皮膚症状が最も多く、頭皮の発疹・発赤、かゆみ、かぶれ、ふけ、塗った場所が熱を持ったりすることもあるようですが、いずれも症状は軽く、使用を中止すれば回復します。その他、ミノキシジルが体内に吸収されて発現すると考えられる症状があります。元々、ミノキシジルは血管を拡張させて血圧を下げる作用があります。そのため、頭痛、気が遠くなる、めまい、胸の痛み、心拍が速くなる、原因のわからない急激な体重増加、手足のむくみなどの報告があります。ただし、ミノキシジルが頭皮から吸収される量はごくわずかのため、ほとんどの場合心配ありませんが、循環器系の持病がある方、65歳以上の高齢者では、注意が必要です。

発毛剤の副作用については、リアップを具体例にして「リアップを使う前に知っておくべき副作用」で詳しく解説しております。

育毛剤の副作用としては、塗布した場所の接触性皮膚炎による皮膚のかゆみや発赤などがほとんどです。育毛剤では多くの成分が配合されていることが多いので、その成分にアレルギーがあれば、全身症状が起こることもあります。特に、最初に使用する時には注意しましょう。

市販発毛剤と通販育毛剤との違い

ミノキシジル配合の市販発毛剤は、大正製薬のリアップの特許期限終了後、多くのメーカーから発売されています。5%のミノキシジルに、メーカー独自のセールスポイントとして使用感や使用方法、容器に工夫がこらされています。

一方、通販育毛剤は、メーカー独自が研究した、植物由来や海藻由来などの育毛成分に、頭皮の環境を改善するビタミン剤や医薬品などが数十種類配合された製品もあります。確たる研究の元、育毛の成果を重ねて製品化しているので、脱毛の予防には効果が期待できるでしょう。

市販発毛剤とクリニックで処方してもらえるAGA治療薬(飲み薬)の違い

市販発毛剤はミノキシジルの外用薬ですが、AGAのクリニックでは、フィナステリドを主成分とした「プロペシア」とデュタステリドを主成分とした「ザガーロ」の2つの内用薬が主に処方されています。

フィナステリドを主成分とした「プロペシア」は、脱毛を防ぐことで薄毛の進行を抑制するタイプの薬です。

デュタステリドを主成分とした「ザガーロ」も脱毛を防ぐ効能はプロペシアと似ていますが、含まれている主成分の違いから、プロペシアよりも多くの薄毛タイプに効果が期待できる薬です。

市販発毛剤の主成分のミノキシジルにも飲み薬はあります、血圧を下げる効果が強く、循環器系などに副作用がでるリスクが高いため、発毛剤として認可されている国は世界中にありません。

発毛剤の飲み薬については、「発毛剤の飲み薬(フィナステリド・デュタステリド・ミノキシジル)を徹底解説!効果や副作用なども紹介」で詳しく解説しています。

市販発毛剤とクリニックで処方してもらえるAGA治療薬(塗り薬)との違い

クリニックで処方される塗り薬には、市販発毛剤よりミノキシジルの濃度が高いことがあるようです。また直接頭皮にミノキシジルを注入する方法などもあるようですが、詳細はほとんどの場合明らかにされていません。効果は高いと思われますが、皮膚症状が強く出たり、全身性の副作用が発現したりする可能性もあるので、クリニックの受診を継続しながら慎重に行うべきです。

市販発毛剤と個人輸入のAGA治療薬との違い

個人輸入でも薬が手軽に手に入るようになりました。海外で降圧薬として販売されているミノキシジルの錠剤を、個人輸入して発毛剤として服用する方がいるようですが、得られるメリットよりもデメリットが非常に大きいです。

日本国内での有効性・安全性が確認されておらず、薬の副作用により重大な障害が残ったとしても、全て自己責任となってしまいます。

薄毛の治療は、長く続けるものだからこそ、安く済ませたい・ランニングコストを抑えたい、といった気持ちもありますが、危険性について理解しておきましょう。

個人輸入の危険性については、「【絶対危険】AGA治療薬 (ミノキシジル・プロペシア・ザガーロ) 個人輸入の危険性…オオサカ堂で買うのは危険?」で詳しく解説しておりますので、合わせてご覧ください。

市販の発毛剤の選び方

市販の発毛剤としては、各メーカーから5%ミノキシジル配合外用薬が続々と発売されています。どれを選べばよいのか悩むところです。選び方のポイントを紹介します。

第1類医薬品の発毛剤

発毛成分はミノキシジルです。リアップには1%のラインナップがありますが、後発メーカーは5%配合の製品です。肌が弱い、それほど進行していないなどの場合には、1%ミノキシジル配合製品で始めてみても良いでしょう。その後、効果が満足できなかったり最初から脱毛症が進行している方は、ミノキシジル5%製品を使用するようにしましょう。

配合されているその他の成分や使用感、容器の使い方やデザイン、価格などで好みに合ったものを選ぶと良いでしょう。第1類医薬品のため、購入の際には薬剤師から使用可能かどうか、安全に使用するための説明を受ける必要があります。各メーカーのオンラインショップや通販サイトなどでは、まとめ買いによる値引きなどもありますので、よく比較して購入するようにしましょう。

使いやすさ

各メーカー独自で、頭皮に当たる部分のゴムの大きさや硬さなどの感触や、ミノキシジルの薬液が定量塗布できる先端部分に工夫が凝らされています。一度使用して好みのものを使うとよいでしょう。

補償制度の有無

ミノキシジル配合の発毛剤は、効果が出るまで少なくとも4ヵ月間は使うことがすすめられていますが、効果があるのかないのか、使い続けた方が良いのか否かなど、不安がつきものです。

そんな時に、AGAの専門医に相談出来たら安心ではないでしょうか。こうした補償制度が付随しているかどうかも、発毛剤を選ぶ時の条件のひとつとなります。

市販の発毛剤おすすめ5選

市販の発毛剤は後発品が登場して以降、その市場は激戦です。おすすめの5製品を紹介しましょう。

スカルプD メディカルミノキ5

スカルプD メディカルミノキ5は、シャンプーをはじめとするヘアケア製品で有名なアンファーのミノキシジル5%配合製品です。

クッション性の高いラバーヘッドや、グリセリン配合による頭皮の潤い感など、頭髪研究のノウハウが注ぎ込まれています。メディカルミノキでは、日本初の補償制度によって、購入後のサポートが充実しているため、安心して使用することができます。サポートを受けるには条件がありますが、AGAクリニックの頭髪専門医師の診断を受けられるシステムも用意されているのが特徴です。

スカルプD メディカルミノキ5の詳しい特徴や補償制度については、「スカルプD メディカルミノキ5は生える! 口コミや製品情報、購入方法・使い方まとめ」をご覧ください。

リアップX5プラスネオ

2020年4月発売の、リアップシリーズの新製品です。従来のリアップX5プラスローションと、ミノキシジルの濃度5%は変わりませんが、頭皮環境の改善や、ミノキシジルの発毛効果をいかんなく発揮するための17種類の有効成分をさらに配合し、後発品との差別化を図っています。シャンプーをはじめとしたヘアケア製品も同時期に発売となり、併せて使用することができるようになりました。

関連記事:リアップX5プラスローション(リアップX5プラスネオ)とは? 気になる効果や使い方をご紹介

リグロEX5

ロート製薬のリグロEX5は、ミノキシジル5%に添加物として酒石酸が配合され、薬液の刺激臭を抑え、やわらかいラバーヘッドで使い心地が考慮されています。若い世代の方でも手に取りやすく、発毛剤のイメージを崩した赤と黒のスタイリッシュなボトルが特徴です。出張・外出にも持ち運びやすいスリムボトルです。

関連記事:リグロEX5で本当に生える? 製品情報や口コミをご紹介

LABOMO ヘアグロウ ミノキシ5

2012年度~2018年度まで7年間、男性のかつら、育毛、増毛などの毛髪業で7年連続1位と、長年、髪の悩みに向き合ってきたアートネイチャーのミノキシジル配合発毛剤です。ミノキシ5使用に関わる質問を相談できる相談窓口が用意されています。また、ヘアケア商品も充実し、最先端のテクノロジーで頭皮環境を改善するヘッドスパやLED照射など多角的なアプローチも用意されています。

関連記事:アートネイチャー発毛剤「LABOMO(ラボモ) ヘアグロウ ミノキシ5」発売!はやす先生のCMが気になる…

リアップリジェンヌ

ミノキシジル1%を配合する、女性の壮年性脱毛症のための発毛剤です。リアップシリーズのひとつで大正製薬の製品です。女性の頭皮環境を整えて、ミノキシジルの発毛効果をサポートする成分とヒアルロン酸が配合されています。6ヵ月の使用で毛髪数と太い毛髪の増加が認められています。副作用としては塗布した場所の刺激感や接触性皮膚炎などの皮膚症状が報告されていますが、いずれも軽度又は中等度でした。

関連記事:リアップリジェンヌとは?効果・成分、使用方法、価格など調べました。

市販の育毛剤おすすめ5選

市販の育毛剤から、おすすめの製品を5つ紹介します。

スカルプD薬用育毛トニック

頭皮の血行改善に有効な成分「酢酸-DL-α-トコフェロール」「タマサキツヅラフジアルカロイド」と、フケ・かゆみを抑える効果がある「グリチルリチン酸2K」を配合した育毛剤です。薄毛が気になりだした方や、抜け毛を予防したい方、シャンプーと併せてヘアケアをしたい方におすすめです。薬液を波動ジェットで噴出することで液だれしにくく、頭皮にとどまり毛穴に浸透しやすいノズルを採用しています。

チャップアップ

ソーシャルテック株式会社が販売する育毛剤です。WEB上の公式サイトのオンラインショッピングや、ショッピングサイトで購入可能です。
育毛・発毛促進効果が認められている育毛成分として、従来製品のセンブリエキスとグリチルリチン酸ジカリウム、皮膚の腫れやかゆみを抑える塩酸ジフェンヒドラミンに、「トコフェロール酢酸エステル」、「D-パントテニルアルコール」が加わり有効成分が5種類になりました。また、55種類の植物エキス・抽出液および15種類のアミノ酸に加え、高知県四万十産の赤ショウガから抽出されたジンゲルシックスという成分が追加され、さらに頭皮の血行の促進が期待できるようになりました。性別、年齢を問わず使用できます。

ポリピュアEX

シーエスシー株式会社が販売する育毛剤です。有効成分として、センブリエキス、パントテニルエチルエーテル、ニンジン抽出液、グリチルリチン酸ジカリウムが配合され、保湿目的にメーカー独自の成分である酵母エキスのバイオポリリン酸とバイオバップスが配合されています。べたつきや臭いが無く、ジェットスプレーノズル式で直接頭皮にスプレーするタイプです。

ビタブリッドCヘアートニックEX

ビタブリッドジャパン株式会社が販売する育毛剤です。医薬部外品である発毛促進剤のビタブリッドCヘアートニックに、化粧品のビタブリッドCヘアーパウダーを溶かして使用します。主な有効成分はビタミンCと亜鉛ですが、酸化に弱いビタミンCをバイオ融合技術で亜鉛の無機二重層水酸化物(LDH)の層に挟み込み、肌の角質層まで継続的に浸透させ、肌の奥の老廃物とビタミンCを時間をかけて交換するため、ビタミンCの抗酸化作用や整肌作用が期待できます。
公式サイトで購入可能で、お得な定期コースなどもあります。

イクオスEXプラス

キーリー株式会社が販売する、独自の育毛成分を調合した商品で、WEBの公式サイトからのみ購入できます。2019年10月に2度目のリニューアルを行いパワーアップしています。育毛、発毛促進成分は、アルガス-3と名付けられた3種類の海藻成分に、センブリエキス、グリチルリチン酸ジカリウム、ジフェンヒドラミン、クジン抽出液、酢酸トコフェロールの5種類の有効成分と、天然由来成分など全124種類が配合されています。容器はダイレクトジェットノズルで、広がらずピンポイントに有効成分が届けられる独自の容器です。

発毛効果が認められるのは発毛剤!メディカルミノキ5ならAGA治療が受けられるミノキ補償付き

発毛剤と育毛剤の違いは、お分かりになったでしょうか。壮年性脱毛症は進行性で脱毛と軟毛化がすすみ、前頭部から後頭部にかけて薄毛の範囲が広がります。ご家族に壮年性脱毛症の方がいる方は、発毛効果が認められている発毛剤の使用をおすすめします。髪の毛で悩んでいても、なかなか皮膚科やAGA専門クリニックの門をたたくのは勇気がいりますね。メディカルミノキでは、4ヵ月使用後に条件を満たせば、AGA専門医の診察を受けるサポートが用意されているので安心して使用することができます。

スカルプD メディカルミノキ5の詳しい特徴や補償制度については、「スカルプD メディカルミノキ5は生える! 口コミや製品情報、購入方法・使い方まとめ」をご覧ください。

まとめ

ヘアケア市場は大きく、発毛剤や育毛剤がどんどん世の中に出てきます。選択肢は多いのは良いのですが、その分自分に適したものをその中から選ぶのは至難の業です。発毛剤と育毛剤の違いなどの知識を増やし、代表的な商品の情報にアンテナを張って、自分に適したものを選ぶことが大切です。