発毛剤と育毛剤の違いについて。使用が必要な人はどんな人?種類別に製品情報を解説!

リアップのライバル同士で対決!メディカルミノキ5とリグロEX5、どっちがいいの?

薄毛の悩みを抱える人は、20歳から59歳の4人に1人といわれています。
身近な対策として、ドラッグストアに足を運んだ事のある方も少なくないでしょう。
現在、多くの薄毛対策商品が棚に並んでいますが、その中からどれを選んだら良いのか、自分に適した物はどれなのか迷うところです。
商品に記載されている「発毛剤」と「育毛剤」の違いについて、選ぶ目安となる成分や効果、またそれぞれの製品情報について解説します。

発毛剤と育毛剤とは

化粧品や薬などの商品は、「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する 法律(薬機法)」によって「医薬品」「医薬部外品」「化粧品」に区別されています。
発毛剤と育毛剤の違いは、医薬品か医薬部外品かの違いです。
医薬品は、治療や予防のために使用するもので、その効果が国によって認められており、発毛 剤がこれにあたります。
一方、医薬部外品は、効果が期待できると認められてはいるものの、その効果は緩やかで予防の範囲内であり、育毛剤がこれにあたります。
紛らわしい表現に「薬用育毛剤」や「養毛剤」がありますが、いずれも医薬部外品です。

発毛剤の効能・効果について

発毛剤は、対象となる疾患に対して臨床試験によって効能・効果が認められた医薬品です。
では、発毛剤にはどのような効果が認められているのでしょう。

発毛剤とは

発毛剤として認められている医薬品の効能・効果としては、抜け毛が少なくなる脱毛防止作用 や、毛髪数の増加によって認められた発毛促進作用などがあります。
抜け毛が少なくなり、発毛が促されることで、壮年性脱毛症の治療に効果が認められています。

発毛剤の成分

外用の発毛剤の成分として認められているものに、「ミキシジル」と「カルプロニウム塩化物 」があります。

ミノキシジル

ミノキシジルが配合された発毛剤は、以前は大正製薬から販売されている「リアップ」シリーズだけでしたが、今では各製薬会社から多数販売されています。
リアップ以外の発毛剤に関して詳しくはこちら

カルプロニウム塩化物

カルプロニウム塩化物は、古くからある脱毛症の治療薬で、発毛促進作用や血管拡張作用があ り、壮年性脱毛症だけでなく円形脱毛症や他の皮膚疾患にも使用されます。
壮年性脱毛症に対して十分な効果は証明されていませんが、長年にわたり使用されていて、保険適用となっています。
また、ドラッグストアなどで販売されている育毛剤に、生薬やビタミン剤などと一緒に配合されている場合があります。
内服の発毛剤として、デュタステリド(ザガーロ®)とフィナステリド(プロペシア®など)があります。
保険適用ではありませんが、臨床試験において毛髪数や硬い毛の本数が増加するなどの効果が認められており、男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017で、服用がすすめられています。
皮膚科を受診して壮年性脱毛症と診断されれば、処方してもらえる薬です。
ミノキシジルの内服は、一部のAGAクリニックなどで使用されていますが、心血管系に強い副作用があるため日本では承認されていません。
また、ガイドラインでも使用すべきでないと強く提言されているので、服用には注意が必要です。

発毛剤の効果

ここでは、ミノキシジルに焦点をしぼって、その発毛効果について解説していきます。
最初にミノキシジル5%配合外用薬を開発し発売した大正製薬が、壮年性脱毛症の方に対する発毛効果の臨床試験を行っているので紹介します。

発毛効果と効果に対する実感

49人の壮年性脱毛症の人にリアップX5(ミノキシジル5%配合外用薬)を塗布してその効果を評 価しています。
その結果、毛髪が成長したと評価された方が、4週後からすでに4%いました。
その後4週毎にその割合は増加し、8週後には10%、12週後には6割弱の方に効果がみられました。
その後、使い続けると薄くなっていた部分に毛髪が新たに生えてきて、密度は低いものの部 分的に覆われるようになり、24週後、つまり使い始めてから半年後には、約9割の方に効果がみ られたという結果が報告されています。
また、1年間使用後には、医師の評価だけでなく使用した方の9割以上が発毛効果を実感したと回答しています。

リアップの効果については、「リアップで効果を感じやすいのはどんな人?リアップを上手に活用するポイント」で詳しく解説しています。

実際の発毛効果

ミノキシジルの発毛効果は、臨床データとしても明らかになっています。
頭皮1㎝ 2 辺りの毛髪数、40μm以上の太さの毛髪数、総毛髪数の増加が確認されました。リアップX5には、発毛効果と、今ある毛髪を強く太くする育毛効果も認められています。

発毛および育毛のメカニズム

壮年性脱毛症は、通常のヘアサイクルと比べて短くなっています。
ヘアサイクルにおける成長期の毛髪の数が減り、細くなって抜け毛が増えます。
さらに成長期が短くなり、毛髪を作る毛包が十分に成長せずに休止期、退行期に移行してしまうため、発毛が少なくなってしまうのです。
ミノキシジルは、毛包をとりまく血管を拡張し、毛包に直接作用して細胞の増殖やタンパク質の合成を促すことで、発毛効果を発揮すると考えられています。

発毛剤の利用が必要な人

20歳以上の壮年性脱毛症と診断された方に効果が期待できます。
壮年性脱毛症は、遺伝的要素が強く、額の生え際が後退して広くなったり、前頭部や頭頂部の毛髪が細く短くなったりしているような方が該当します。

発毛剤の副作用について

発毛剤には、薄毛・抜け毛を食い止め、健康な頭髪を維持する有効成分ミノキシジルが配合されていますが、体質や使用条件によっては副作用が出ることがあります。

例えば、日本初の発毛剤「リアップ」の副作用には、以下のような症状があります。

症状が出る場所 皮膚 精神神経系 循環器系 代謝系
症状 発疹・発赤
かゆみ、かぶれ
ふけ、使用部位の熱感等
頭痛、めまい
気が遠くなる
胸の痛み
心拍が速くなる
手足のむくみ
原因のわからない急激な体重増加

発毛剤の副作用の症状は、使用したすべての人に起こるわけではありませんが、どのような時に副作用が起こりやすいのでしょうか。 発毛剤の副作用が起こりやすいケースをご紹介します。

  • 肌が弱く、配合成分との相性が悪い体質
  • 過去に薬などで副作用が起こったことがある
  • 女性・未成年者(使用禁止)
  • 壮年性脱毛症以外の脱毛症での利用
  • 体調不良や頭皮にトラブルを抱えている
  • ミノキシジル配合濃度が高い
  • 用法容量を守らない

上記ケースに当てはまる場合は、副作用が発生しやすいので、注意する必要があります。

なぜ発毛剤を使用すると副作用が起こりうるのか、実際に副作用が起きた場合の対処法などは、日本初の発毛剤「リアップ」を例に「リアップを使う前に知っておくべき副作用」で詳しく紹介していますので、ご覧ください。

発毛剤で効果が出なかった場合の対処法

発毛剤の効果の感じ方には、個人差があります。 もし発毛剤を使用して効果を感じられなかった場合は、効果が出ない原因を探っていきましょう。

考えたい主な原因としては、以下の2つになります。

  • 頭皮環境が整っているか
  • 薄毛や抜け毛の原因が、壮年性脱毛症以外ではないか

まずは、頭皮環境が整っているかを改めて確認します。 発毛剤の効果を有効に活かすには、頭皮環境を整え、有効成分を浸透しやすい状況にしておく必要があります。 頭皮に皮脂や汚れがたまっていると、発毛剤の有効成分が毛根の中に浸透できません。

頭皮環境を整えるためには、シャンプーをしっかりと泡立て、ぬるま湯のシャワーで優しく洗い流すことがポイントです。

発毛剤と併用できる育毛シャンプーについては、「おすすめの育毛シャンプーは? 育毛シャンプーの選び方や髪の洗い方をご紹介」で詳しく紹介していますので、合わせてご覧ください。

続いて、薄毛や抜け毛の原因が壮年性脱毛症であるかを確認しましょう。

発毛剤に含まれている有効成分ミノキシジルは、壮年性脱毛症に対して発毛の効果が認められてますが、壮年性脱毛症以外での薄毛や抜け毛には効果がありません。

そのため、発毛剤で効果が実感できない場合は、別の原因による薄毛の可能性があります。 その場合は、使用している発毛剤を中止し、医師に相談しましょう。

もし薄毛の原因を探っても問題がなく、発毛剤を使用して効果が出ない場合は、他の発毛剤やAGA治療を検討する必要があります。

発毛剤の効果が不安な方は、「髪の毛を生やす」ことに対して日本初となる補償サービスが付帯されている「スカルプD メディカルミノキ5」を検討してみてください。

スカルプD メディカルミノキ5は、4ヶ月継続して使用して発毛効果が認められない場合に、最長6ヵ月間のAGA治療が無料で受けられる「ミノキ補償制度」を設けています。

スカルプD メディカルミノキ5やミノキ補償制度については、「スカルプD メディカルミノキ5は生える! 口コミや製品情報、購入方法・使い方まとめ」で詳しく紹介しています。

育毛剤の効果効能について

育毛剤は、医薬部外品に分類されます。
その使用目的は脱毛の防止と育毛ですが、期待されているのは、どのような効果でしょう。

育毛剤とは

育毛剤の効能効果の範囲は、育毛、薄毛、かゆみ、脱毛の予防、毛生促進、発毛促進、ふけ、 病後・産後の脱毛、養毛に限られています。
薄毛や抜け毛を予防するために使用するのが育毛剤です。

育毛剤の成分

育毛剤の成分にはさまざまな種類があります。
毛髪の成長を促す、血液の流れをよくする、脱毛を予防する、頭皮の環境を良好にするなどの働きのある成分が配合されています。

毛髪の成長を促進する成分

t-フラバノン、パントテニルエチルエーテル、ペンタデカン酸グリセリド、6-ベンジルアミノプ リン(6-BAP)などがあります。
頭皮の細胞に働きかけて栄養を補給し、発毛や毛髪の成長を促します。
特にt-フラバノンとペンタデカン酸グリセリドは、男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版で、有効性の根拠は不足しているものの、使用がすすめられています。

血液の流れをよくする成分

血液の流れをよくして、毛母細胞や毛包に酸素や栄養素を供給して毛髪の成長を促進する成分 として、イチョウ葉エキス、L-アルギニン、セファランチン、センキュウエキス、ニコチン酸アミドなどがあります。

抜け毛を防ぐ成分

抜け毛の原因の多くは悪玉男性ホルモン(DHT)の影響が大きいです。
その男性ホルモンの生成を抑制する成分として、キャピキシル、エチニルエストラジオール、ヒオウギエキス、ノコギリヤシなどがあります。

頭皮の環境を良好にする成分

頭皮の皮脂や炎症を抑える働きや、保湿効果があるものなど、育毛、発毛に適した頭皮の環境 を整える成分が配合されていることがあります。
アスコルビン酸(ビタミンC)、カシュウ、ビタミンB6などは、頭皮の余分な脂を抑える働きがあります。
保湿成分としては、フコダイン、エラスチン、クロレラエキス、コンドロイチン硫酸ナトリウムなどがあります。

育毛剤の効果

育毛剤は、頭皮の血行を良くしたり、栄養を補給したり、頭皮の環境を良好にして、育毛、発毛促進、かゆみやふけ、脱毛の予防などの効果が期待できます。
緩やかに効果を発揮するため、継続して使用してはじめて、ハリやコシ、ボリュームの改善につながります。
使用の際は、シャンプーのあとなど、頭皮を清潔にしてから使うことが大切です。

育毛剤の利用が必要な人

壮年性脱毛症ではないが、頭髪にハリやコシがなくなってスタイリングが思うようにならない、ボリュームが減ってきた、ふけやかゆみがあるなど、頭皮や毛髪の状態が気になる場合に、育毛剤が適しています。
家族に壮年性脱毛症がいないか、どんどん抜け毛が進行していないかなど、よく見極めてから 使用するようにしましょう。

育毛剤の副作用について

医薬部外品に分類される育毛剤は、医薬品である発毛剤よりもその効果・副作用共にマイルドです。そもそも、医薬部外品とは、おだやかな薬理作用のある有効成分が入っており、ちょうど医薬品と化粧品の中間に位置するものです。

リアップなどの医薬品発毛剤のような副作用は起こりにくいと考えられますが、副作用が全くないというわけではありません。

育毛剤のほとんどは、頭皮に直接塗ってなじませるタイプなので、体質によっては頭皮のかゆみや荒れ、かぶれなどの頭皮のトラブルが起きる可能性があります。

育毛剤によく使われる成分の中で、副作用の報告があるものとしては、毛髪の成長を促進する成分であるパントテニルエチルエーテルによってアレルギーが起きたという海外の報告が2例と、抜け毛を防ぐ成分である、エチニルエストラジオールによって、頭皮にかゆみや赤みがでたという国内の報告がありますが、その他の育毛剤成分に関しては、外用によって重篤な副作用は報告されていません。

ただし、血液の流れを良くする目的で使用されるL-アルギニンは、パーマ液にも含まれているアルカリ性の物質であるため、肌の弱い人はかぶれを引き起こす可能性があるので注意しましょう。

育毛剤の副作用が出やすい人・出にくい人

医薬品の場合は、薬事法によって厳しい臨床試験をクリアし、副作用の出現頻度を報告するよう義務付けられています。しかし一方、医薬部外品の場合は、すべての成分や製品に対して臨床試験を行っているわけではないため、副作用の発生頻度はほとんどの場合明らかになっていません。 育毛剤を説明どおり使用する限りにおいては、通常副作用の心配はいりませんが、以下に該当する人は副作用が出やすいので注意しましょう。

  • アレルギーを持っている人 食品に対するアレルギーを持っている人は、アレルギーがない人に比べて、薬効成分に対しても敏感に反応してしまう傾向があるため、副作用が出やすいと考えられます。
  • 持病がある人や普段から薬を飲んでいる人 肝臓や腎臓に病気があると、薬の排出機能がうまく働かないため、薬の作用が強くなってしまう場合があります。また、他の薬との飲み合わせにも注意が必要です。外用であっても医師に相談しましょう。
  • 妊娠中の人 妊娠中はホルモンバランスが変わるため、皮膚トラブルが起きやすいため注意が必要です。心配な人は使用前に医師に相談しましょう。
  • 高齢者 加齢に伴って肌のバリア機能が低下するため、肌トラブルが起きやすいので注意しましょう。常用薬との飲み合わせにも気を付けましょう。

その他、これまでにパーマ液や化粧品などでアレルギーが出たことがある人も十分に注意しましょう。 以上に該当しない場合は、副作用は出にくいと考えられますので、過度に心配しなくても良いでしょう。

育毛剤で効果が出なかった場合の対処法

育毛剤を正しく使用したにもかかわらず、頭髪に改善が見らみられなかった場合は、これまでの生活習慣やヘアケアの仕方に原因がないか今一度見直してみましょう。 例えば、睡眠不足や栄養バランスの悪い食生活、過度なストレスは薄毛の原因になります。そのほか、タバコあるいは解熱鎮痛剤や花粉症の薬を日常的に使用することも抜け毛・薄毛の原因になることが分かっています。

あるいは、間違った日々のヘアケアにも問題が潜んでいるかもしれません。育毛剤の効果を最大限に活かすためには、頭皮を常に清潔に保つ必要があります。洗髪が不十分、または逆にゴシゴシと洗いすぎて頭皮を痛めていしまったりしていないでしょうか?洗髪後に頭皮が濡れたまま放置していると、カビや雑菌が繁殖して抜け毛の原因になることもあります。

このような習慣を続けたままでは、せっかく育毛剤を使ってもその効果を打ち消してしまいます。育毛剤の効果を最大限に発揮するためには、まず規則正しくストレスのない生活を心掛け、ヘアケアの方法を見直しましょう。

しかしそれでも、育毛剤で効果が実感できない場合は、思い切って医薬品の発毛剤を試してみるのも良いでしょう。育毛剤は作用がマイルドなため、あくまでも予防目的に使用するものです。根本的な改善を目指すなら、より効果が期待できる発毛剤に切り替えることも検討してみましょう。

リアップとは?

リアップは大正製薬株式会社が販売している日本で初めて発売された外用発毛剤でミノキシジ ルが1%配合されており、男性の壮年性脱毛症に有効です。

発毛剤に含まれるミノキシジル

ミノキシジルは、海外において、血管拡張作用により血圧を下げる内服薬として使用されています。
その副作用として多毛があり、発毛剤として内服されていた時もありましたが、心血管系への副作用が重篤なため使用されなくなりました。
一方、ミノキシジルは外用薬として頭皮に塗布すると、壮年性脱毛症の方の発毛・育毛に有効であることが臨床試験で認められ、世界各国で外用薬として使用されています。

ミノキシジル配合の発毛剤はリアップだけだった

ミノキシジル配合の外用薬は、開発から臨床試験を経て発売に至った大正製薬がその特許を持 っていたため、他の製薬会社が販売することはできませんでした。
そのため、長い期間、ミノキシジル配合の発毛剤はリアップだけだったのです。

ミノキシジルの濃度による違いは

現在国内では、ミノキシジル1%配合製剤とミノキシジル5%配合製剤の2種類が販売されています。もともとは1%製剤しか販売されていなかったのですが、さらに高い効果を得る目的で、その5倍濃度の5%製剤の開発が進められ、2009年以降、承認販売されるようになりました。

ミノキシジル濃度の違いは、その発毛効果によく現れています。 ミノキシジル濃度5%製剤と1%製剤を比べた臨床試験では、5%製剤のほうが1%製剤よりも、頭髪の数がより増加することがわかりました。

さらに、一本一本の毛の太さを比較したところ、十分な太さのある毛の本数も、5%製剤のほうが1%製剤よりも増えていることがわかりました。 医師による客観的な評価でも、使用開始から24週間後に軽度改善あるいは中等度以上改善がみられた割合が1%製剤よりも5%製剤のほうが高いという結果が出ています。 これらの結果から、ミノキシジル濃度が高いほど、発毛効果が期待できるといえます。

リアップ以外の発毛剤について

大正製薬のリアップにおける特許切れにともない、各製薬会社が後発品を販売することができ るようになりました。
そのため現在では、同じミノキシジルを配合した外用薬が多数販売されています。
配合されている添加物や液体にするための溶媒などが、リアップとは異なっていたり、それぞ れ独自の容器で特長を出していたりします。

発毛剤と育毛剤の使い分けは?

発毛剤と育毛剤は効果が異なるため、毛髪の状態に合わせて使い分けましょう。 それぞれの使い分けをまとめると、以下のようになります。

  • 発毛剤:20歳以上の壮年性脱毛症と診断された方
  • 育毛剤:髪の毛のボリュームが減ってきた、ふけやかゆみなど頭皮や毛髪の状態が気になる方

発毛剤は、20歳以上の壮年性脱毛症と診断された方に、抜け毛が少なくなる脱毛防止や毛髪数の増加による発毛促進の作用が期待できます。

一方、育毛剤は、頭髪のコシやボリュームの改善、ふけやかゆみなどの予防などの効果が期待できます。

発毛剤と育毛剤を使い分けする際の注意点は、発毛剤と育毛剤の併用しないことです。

発毛剤と育毛剤を併用すると、発毛剤の副作用が出やすくなる可能性があります。

また、育毛剤を使用する際は、家族に壮年性脱毛症がいないか、薄毛の進行に改善があるかなどを見極めながら使用しましょう。 もし壮年性脱毛症で薄毛が進行しているのに育毛剤を使用し続けても、発毛の効果は得られません。

発毛剤と育毛剤を使用する際は、頭皮の状態を確認し、最適なものを利用してください。

発毛剤と育毛剤の製品比較

発毛剤 育毛剤 比較

数多くの発毛剤や育毛剤が販売されています。
それぞれどのようなラインナップが揃っているでしょうか。
代表的な商品を紹介します。

発毛剤

発毛剤と広告して良いのは、ミノキシジルが配合された商品だけです。
まずは、先発品であるリアップの商品について紹介します。

リアップX5プラス

リアップX5プラスは、大正製薬株式会社が販売している外用発毛剤で、ミノキシジル5%に、発 毛をサポートする育毛成分が3種類配合されています。

価格

メーカーが提示している希望小売価格は、60mlで7,048円(税別)です。

成分/効能

有効成分:

  • ミノキシジル5%…発毛、育毛及び脱毛の進行を予防する
  • ピリドキシン塩酸塩…過剰な皮脂の分泌を抑える
  • トコフェロール酢酸エステル…皮脂の酸化を防ぎ、頭皮を保護する
  • l-メントール…頭皮のかゆみをおさえ、清涼感を与える

添加物:

  • セタノール
  • 1,3-ブチレングリコール
  • ジブチルヒドロキシトルエン
  • リン酸
  • エタノール
特長
  • 現在日本で唯一発毛効果が認められている、ミノキシジルを5%配合した外用発毛剤の先発品です。
  • 第1類医薬品に指定されているため、薬剤師から説明を受けてから購入します。
  • ミノキシジルに発毛をサポートする3種類の育毛成分が配合されており、過剰な皮脂の分泌や酸化を防ぎ、炎症やかゆみを抑えて頭皮の環境を改善し、相乗的に発毛効果をサポートします。
  • 使用期間は、少なくとも4ヵ月間、1日2回、毎日継続して使用します。

リアップX5プラスローションとは? 気になる効果や使い方をご紹介

育毛剤

各メーカーから、それぞれ特長のある育毛成分を数種類配合した育毛剤が、数多く販売されて います。
代表的な育毛剤をいくつか紹介します。

チャップアップ

ソーシャルテック株式会社が販売する育毛剤で、男性用育毛剤のWEB売上No1の商品です。
頭皮に特化した成分70種類を配合しており、公式通販で購入できます。
また、WEB限定コースなど、お得に購入できるコースもあります。

価格

メーカーが提示している希望小売価格は、120mlで6,852円(税別)です。

成分/効能

主要な育毛成分:

  • センブリエキス…頭皮に栄養を行きわたらせる
  • グリチルリチン酸ジカリウム…育毛成分
  • 塩酸ジフェンヒドラミン…皮膚の腫れ、かゆみを抑える

その他:

  • 55種類の植物エキス・抽出液および15種類のアミノ酸
特長
  • 育毛・発毛促進効果が認められている育毛成分に、頭皮の環境を整え、血行促進が期待できる生薬やアミノ酸を配合した育毛剤です。
  • 性別、年齢を問わず使用できます。
  • 1日1~2回30プッシュずつ使用します。

ポリピュアEX

シーエスシー株式会社が販売する育毛、発毛促進が認められている4つの有効成分が同時に配合 された育毛剤です。
2012年から8年連続モンドセレクション金賞受賞、高品質の実現と品質維持が評価されています。
WEBの公式サイトからのみ購入できます。

価格

メーカーが提示している希望小売価格は、120mlで7,223円(税別)です。
お得な定期コースなどが用意されています。

成分/効能

有効成分:

  • センブリエキス…頭皮の血行を促進し、栄養を行き渡らせる
  • パントテニルエチルエーテル…毛細胞に栄養を補給し、活性化する
  • ニンジン抽出液…頭皮を保湿する
  • グリチルリチン酸ジカリウム…頭皮のかぶれやかゆみなどの炎症を防ぐ

独自成分:

  • バイオポリリン酸…酵母エキス、保湿
  • バイオパップス…酵母エキス、保湿
特長
  • 海洋酵母由来のナノサイズの保湿成分であるバイオポリリン酸が配合され、頭皮表面だけでなく角質層に浸透します。
  • べたつきや臭いがありません。
  • 容器は直接頭皮に届けられるジェットスプレーノズル式。
  • モンドセレクション8年連続受賞。

ビタブリッドC

ビタブリッドジャパン株式会社が販売するモンドセレクション最高金賞を受賞した薬用発毛促進剤です。
ビタミンCを12時間継続して浸透させる技術で、男女ともに使用できます。
WEBの公式サイトからのみ購入できます。

価格

メーカーが提示している希望小売価格は、110mlで8,700円(税別)です。
お得なコースも用意されています。

成分/効能

有効成分:

  • ビタミンC…地肌の調子を整える
  • 亜鉛…髪の主成分であるケラチンを生成し、髪のキューティクルを保護する
特長
  • 医薬部外品で発毛促進剤のビタブリッドCヘアトニックに、化粧品のビタブリッドCヘアーパウダーを溶かして使用します。
  • 酸化に弱いビタミンCをバイオ融合技術で亜鉛の無機二重層水酸化物(LDH)の層に挟み込み、肌の角質層まで到達させることができるようになり、継続的にビタミンCの抗酸化作用や整肌作用が期待できます。
  • 肌の奥の老廃物とビタミンCを、時間をかけて交換します。
  • 1日2回、朝晩使用します。

イクオス

キーリー株式会社が販売する、独自のスカルプケア成分を含む全61種類の頭皮・育毛ケア成分 を調合した育毛剤です。
無添加で国内生産、その品質は国際評価機関に認められています。
WEBの公式サイトからのみ購入できます。

価格

メーカーが提示している希望小売価格は、120mlで8,980円(税別)です。
定期購入でお得なコースもあります。

成分/効能

育毛、発毛促進成分:

  • センブリエキス…頭皮の血行を促進し、栄養を行き渡らせる
  • グリチルリチン酸K2…炎症を和らげ、ふけ・かゆみを防ぐ
  • ジフェンヒドラミン…炎症を和らげ、かゆみを抑える

頭皮・育毛ケア成分:

  • M-034…天然の海藻成分、高い頭皮ケア効果
  • ペルベチアカナリクラタエキス…多年海藻エキス、高い保湿効果
  • スサビノリエキス…海藻多糖成分ポルフィランを含有

その他:

  • 天然由来成分31種類を配合
特長
  • 独自の海藻エキスを配合しています。
  • 頭皮の保湿、毛髪環境の改善、地肌に直接働きかけて、育毛、発毛促進が期待できます。
  • ダイレクトジェットノズルで、広がらずピンポイントに有効成分が届けられる独自の容器です。

フィンジア

ユーピーエス株式会社が販売する、2種類の育毛成分と12種類の和漢成分が浸透、拡散する技術を搭載した育毛剤です。
WEBの公式サイトからのみ購入できます。

価格

メーカーが提示している希望小売価格は、50mlで11,852円(税抜)です。
お得な定期購入コースがあります。

成分/効能

有効成分:

  • センブリ…頭皮の血行を促進し、栄養を行き渡らせる
  • グリチルリチン酸2K…炎症を和らげ、ふけ・かゆみを防ぐ
  • ほか8種類の育毛成分

独自の配合成分:

  • キャピキシル(アカツメクサとアセチルテトラペプチド-3の合成成分)…頭皮を整え、皮膚の柔軟性を保つ
  • ピディオキシジル(ピロリジニルジアミンピリミジンオキシド)…頭皮、毛髪を健やかに保つ
  • 活性カプサイシン…地肌を柔軟化
特長
  • 独自のテクノロジーで、頭皮のコンディションに必要な有効成分を角質層まで届けます。
  • 活性カプサイシンの働きで、固くなりがちな地肌を柔軟にします。

スカルプDボーテ エストロジースカルプセラム(女性)

アンファーが販売する、医薬部外品の女性用育毛剤です。
女性の髪の悩みの原因に着目し、女性ホルモンのエチニルエストラジオールを配合しています。
WEBの公式サイト、各ショッピングサイトおよび実店舗で購入できます。

価格

メーカーが提示している希望小売価格は、80mlで7,223円(税別)です。

成分/効能

有効成分:

  • エチニルエストラジオール…女性の育毛・発毛を促進する

その他:

  • ヒノキチオール、グリチルリチン酸K2 、ソイセラム
特長
  • 育毛剤の成分として有効性が認められている女性ホルモンのエチニルエストラジオールを配合し、女性の育毛・発毛を促進します。
  • 保湿成分として豆乳発酵液の沿いセラムを配合することにより、髪にハリとコシを与え、太くしなやかな美髪に導きます。

スカルプDトニック(男性)

アンファーが販売する医薬部外品の男性用薬用育毛トニックです。
より良い頭皮環境へ導くことをコンセプトに、シャンプー/コンディショナーと併せたケアを提案しています。
WEBの公式サイト、各ショッピングサイトおよび実店舗で購入できます。

価格

メーカーが提示している希望小売価格は、180mlで3,000円(税別)です。

成分/効能

有効成分:

  • タマサキツヅラフジアルカロイド、酢酸-DL-α-トコフェロール…頭皮の血行改善に有効
  • グリチルリチン酸K2…フケやかゆみを抑える

その他:

  • 豆乳発酵液
特長
  • 特許取得の特殊ノズルで、頭皮に届きやすく液だれしにくい容器です。
  • 肌質に合わせたシャンプーやコンディショナーと合わせて使用することで、トータルにヘアケアすることができます。
  • 湿潤剤としてイソフラボンを豊富に含む豆乳発酵液が配合され、発毛促進や抜け毛を少なくする効果が期待できます。

発毛剤と育毛剤の併用は大丈夫?

基本的に、ミノキシジル配合発毛剤と、医薬部外品の育毛剤は、併用しないでください。
育毛剤の成分によってミノキシジルの吸収に影響を及ぼし、副作用が出やすくなる可能性があるからです。
また商品によっては、朝と夜にどちらか一方ずつを使用することが記載されている場合がありますが、発毛剤の効果を期待するためには、1日2回継続して使用する必要があるため、このような使用方法では、効果が期待できません。

発毛剤と育毛剤以外の対処法は?

発毛剤と育毛剤以外の対処法は、以下の2つがあります。

  • 髪に必要な栄養素を摂取する
  • 頭皮環境を整える

理由としては、薄毛の進行には、頭皮環境の悪化や頭髪の栄養不足が関係しているからです。

薄毛対策に役立つ食材として、トウガラシやワサビなどの辛み食材、オリーブオイルやナッツなどの良質なオイルがあります。 辛み食材に含まれるカプサイシンが、頭髪の成長を助ける効果があることが最近の研究で分かっています。

また、オリーブオイルやナッツなどの良質なオイルに含まれている不飽和脂肪には、頭髪の成長に欠かせない成長因子を増やすはたらきがあります。

髪に必要な栄養素を摂取することと合わせて、頭皮環境を整えていきましょう。 頭皮環境を整えるためには、余分な皮脂や汚れを落とさなければなりません。

シャンプーをしっかりと泡立てて頭皮をやさしく洗うことを心がけ、頭皮の皮脂や汚れを落としましょう。

シャンプーの種類の中でも育毛シャンプーは、頭皮の健康を考えられて作られています。頭皮環境が気になっている方は、早いうちから育毛シャンプーを取り入れ、頭皮のお手入れを始めることがポイントです。

育毛シャンプーの選び方や効果的な髪の洗い方のポイントについては、「おすすめの育毛シャンプーは? 育毛シャンプーの選び方や髪の洗い方をご紹介」で詳しく紹介しています。

【まとめ】状況によって自身にあった「薄毛」「抜け毛」対策をしていこう

薄毛や抜け毛の悩みを持つ方や、将来を不安に思っている方は少なくありません。
現在、薄毛や抜け毛対策の商品は、多数販売されています。
また、商品には効能・効果やさまざまな成分が記載されています。
自分の薄毛や抜け毛の状態に合わせて、最適な商品を選択して薄毛治療や抜け毛の予防をしていきましょう。

 

執筆者:榎本 蒼子(えのもと あおこ)

医学博士。公立大学医学部の医学系研究者として従事した知識と経験を活かし、現在はフリーライターとして医療記事の執筆を中心に活動している。医薬品メーカーのコラム、医療・健康・美容系メディアの執筆を多数担当。読者の「知りたい」情報を届けます。